6月22日・23日・24日の３日間、神奈川県平塚市にある「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」にて開催された「侍ジャパン大学選考合宿」
たくさんのプロ注目選手たちが集まるこの合宿で、私が特に気になった選手６名に突撃取材してきました！5人目は、愛知工業大学の中村優斗（ナカムラ ユウト）くん！

「大学生投手の中で、「右の中村・左の金丸」と言われているほどプロ大注目の中村くん」

　大学生投手の中で、「右の中村・左の金丸」と言われているほどプロ大注目の中村くん。 3月に京セラドーム大阪で開催された侍JAPAN×欧州代表戦では、先発した金丸夢斗くん(関西大)に続いて3回から登板。最速157キロを記録し、1三振を含む三者凡退に抑える素晴らしいピッチング。この選考合宿の紅白戦でも２回５奪三振。レベルが高い選手たちが集まる中でずば抜けて良かった中村くんのピッチングに、取材陣一同「さすがでしたね…」と驚きを隠せませんでした(^^ゞ

　試合後の中村くんは「バッターに投げるのが(春の)リーグ戦ぶりだったので、少し不安だったところもあるんですけど、いつもの自分のピッチングで全力アピールすることができて良かったと思います」と話してくれました。さらに西川史礁くん(青山学院大)との対決について聞いてみると、「12月の松山合宿(侍ジャパン大学代表候補選手の強化合宿(愛媛県・松山坊っちゃんスタジアムで開催))で対戦した時は内野安打を打たれてしまったので、今回は抑えてやろうという気持ちで投げました。三振を取ることができたので良かったです」と笑顔でした(^^)リーグ戦後に少し休んで自分のトレーニングを見直す期間を作ったことで、この紅白戦での２回５奪三振という結果を残すことができたそうです！

　そしてつい先日、愛知大学野球連盟秋季リーグ戦中の中村くんにまた突撃取材してきました！
この日は中村くんが登板するところは見られなかったのですが、取材日前日に登板し2回4奪三振の好投！ただ、「調子自体はあまりよくない中で、何とか自分の持ち味を出しながら投げられていると思います。」と、自分のなかではまだまだ足りていないとの事(・_・)そんな中村くんの持ち味は“真っ直ぐの強さ、変化球のキレで四死球を出さない制球力”。その上で球速を出すことを意識しているそうで、目標は自己最速159キロを超える160キロを出すこと！

　リーグ戦とは少し離れて、3月の侍JAPAN×欧州代表戦での思い出を聞いてみると・・・ 「金丸夢斗くん、宗山塁くん(明治大)、西川史礁くんの3人と宿舎で仲良く食事し、色々な話(六大学野球の状況など)をできたことが楽しかったです」と教えてくれました(^^♪
ほかにも、オリックス・バファローズの紅林弘太郎選手に「球速いな…！」と声をかけてもらうなど、投手の方々だけでなく野手の方ともコミュニケーションできたことが印象的だったそうです♪
この時の京セラドームのマウンドはとても緊張したそうですが、「初球が155キロだった時に際に球場が沸いて、そこから楽しいなと感じることができました」と話してくれました。大舞台で緊張を楽しさに変えられるなんてすごいなと驚きました(・_・)

　ドラフト会議が近づくにつれて、今の中村くんの心境は…
「本当に運命が決まるというか、楽しみではありますけど不安もあります」
この不安というのは、“何巡目で選ばれるのか”。「この秋にあまり良い結果が残せていないので、その中でどんな評価がされているのかなと不安な部分もあります」とこの秋に思うような結果を出せていないのが気になる部分だそうです(T_T)

　中村くんがプロの世界に入って、大歓声の中で楽しそうにプレーしている姿や目標である自己最速160キロを達成する姿を見ることができる日を楽しみにこれからも応援しています！(^^)/

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坂下　侑香 Yuka SAKASHIATA

大学時代は近畿大学体育会準硬式野球部でマネージャーを務めながら、阪神甲子園球場と京セラドーム大阪でのアルバイト生活。社会人になった今も、休日は球団や一軍二軍を問わず全国各地へ野球観戦に行くほどの野球好きの私。
家族や友人そして会社の先輩方にも推し選手について語り尽くす毎日です…！
改めてアマチュア野球の魅力にもはまり、独自の感性と目線で選手の素顔まで取材！
一人でも多くの方に野球を好きになっていただけるよう、野球愛を全力投球します！！