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2022/8/5 新着情報
【ドラフトへの軌跡】第1回 浅野翔吾(高松商) 3年 外野手
2022年7月11日 全国高校野球選手権香川大会 レクザムスタジアム 坂出3-14高松商
 

浅野翔吾(高松商) 3年 外野手 171cm 86kg 右投右打

 


© 野球太郎

 毎年予定を組むのに苦労する高校野球、夏の地方大会。そんな中で今年最も優先度が高かったのが浅野翔吾(高松商)である。昨年夏の甲子園でもホームランを放つなど既に有名選手だが、注目していたのは上位候補に相応しいかどうか。171cmという小柄な外野手ということもあって、その実力を疑問視する声があることも確かである。春は太ももを負傷したこともあって四国行きは見送ったが、この夏は初戦となる対坂出戦に足を運んだ。


 この試合、浅野は1番、センターで出場。そしてハイライトはいきなり訪れることとなる。1回裏の第1打席、3球目の変化球をとらえた打球はレフトポール際への先制ホームランとなったのだ。注目された夏の第1打席、それもファーストスイングでいきなりホームランを放つというのはやはり只者ではない。厳しいマークもあってヒットはこの1本のみだったが、第4打席でも犠牲フライを放ち、その滞空時間の長さにも驚かされた。


 ボールを待つ姿勢、タイミングのとり方、そしてフォロースルーの大きい豪快なスイングはいずれも高校生とは思えないレベルにある。スタンドには多くのスカウトが集結していたが、その話ぶりからも上位でないと指名できないという空気が感じられた。昨年に続く夏の甲子園で更に評価を上げるのか。そのプレーぶりにぜひ注目してもらいたい。


西尾 典文 Norifumi NISHIO


1979年、愛知県生まれ。大学まで選手としてプレーした後、筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から技術解析などを テーマに野球専門誌に寄稿を開始。2017年からはスカイAのドラフト会議で解説を務め、2021年には仮想ドラフト会議にも出演。
アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材する熱血スポーツライター。

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